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中島らも『カダラの豚』ⅠⅡⅢ
カダラの豚Ⅰカダラの豚Ⅱカダラの豚Ⅲ

◆あらすじ◆
隆心老師は、荒修行がもう少しで終わるというところで、護摩壇の炎の中に黒い大きな笑い顔を見た。
思わずそれを追いかけて、眉や顔を焼いてしまう。何だったのだろう、あれは・・・。
*
大生部(おおうべ)逸美は、8年前に調査地の東アフリカで、長女の詩織を亡くしている。
気球の落下事故だ。遺体は見つかっていない。子供は小さいのでハイエナが運んだのだろうといわれている。
それ以来、日本に帰ってもカウンセラーに通ったりして抑鬱状態であったが、近所の主婦に誘われた、“奇跡”がウリの新興宗教にのめり込んでしまう。



しかし、長男・納が母親の行動がおかしいことに気づき、夫の大生部多一郎が奇術師のミスター・ミラクルと共に、教祖の化けの皮をはぎ、彼女の奪還に成功する。
そうして、逸美は、アフリカの事故を胸に抱きつつも、元のすっきりとした自分を取り戻すことができたのだった。
*
テレビの特番取材によって、アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者教授の大生部、研究助手の道満、逸美、納、超能力青年・清川慎二、ディレクターの水野、テレビクルー5人、そして通訳としてムアンギが、スワヒリ語で「13」という意味の不吉な呪術師の村・クミナタトゥへ赴くことになる。
そこで出会ったのは、「バナナのキジーツ」として大呪術師バキリに捕われ、生きていた娘・詩織であった!
バキリによると、“大生部”家は、大生部多(おおうべのおお)という呪術師が先祖であり、詩織は、一代おきに顕れるという力の持ち主であり、気球事故で死ぬ運命だったものを自分が変えたのであり、返すことはできないという。
*
道満と清川は、詩織を夜のうちにバキリの家からさらい出し、全員でクミナタトゥから脱出を図る。
途中、通訳のムアンギ、テレビクルーたちは川底に落命した。
6人もの犠牲者を出して、大生部(おおうべ)一家、道満、清川、水野は、詩織をアフリカの大地から取り戻し、ギリギリの思いで日本に生還した。



しかし、そのバキリが、彼らをヘリで猛追し、平気で殺そうとしたキロンゾとともに東京に来ているというのだ!?
番組関係者の周りでは、次々と奇怪で陰惨な事件が起こる。
司会者嬢・石野ふるみの顔はがし惨殺、清川のエレベーターによる圧死、ミラクルのアフリカ由来の薬物によるショック死、そして心理学者・秋山ルイの、自ら腹を突いての死。
そのような折、元・プロデューサーの馬飼は、大生部一家とバキリが対決する生番組を企画する。

水野によってビデオに組み込まれた、“殺”のサブリミナル効果で、テレビ局内は、恐ろしい大生部一家の狩りの迷路と化す。
果たして、詩織をバキリの手から守り抜き、呪いと死の連鎖に終止符を打つことはできるのか?

◆感想◆
本当に面白くて、夜を徹して読んでしましました。3冊同時に借りていたら、身がもたなかったところです。
オカルトな要素がふんだんに盛り込まれているのだけれど、その裏にはトリック。さらにほかにトリックがありそうな?というのをにおわせつつ、しかしそれはオカルト・・・のようなサンドイッチ状態゚+.゚(*´∀`)゚+.゚
これだけキャラクターの立った人たちが、惜しげもなく?(惜しいのかもしれませんが)、どんどんと鬼籍に入ってしまいます。
なんというか、次のページをめくるのがもどかしいというか、早く読みたくて仕方ない。

もう、自分の読むスピードが先を知りたい気持ちより遅くって、放り投げたい感じでしたヽ(`Д´)ノ←いや、それじゃかえって読めないから・・・(´ロ`;)

前もって『心が雨漏りする日には(青春出版社)』を読んでおくと、中島らもさんの作品が違った味わいに感じられてきます。
躁うつ病の体験談・・・というか、型破りな人生話です。

オススメは、『心が雨漏りする日には(青春出版社)』+『今夜、すべてのバ-で(講談社)』。
この2冊は実体験と小説がリンクしている部分があります。

『今夜、すべてのバ-で(講談社)』の記事はコチラ⇒GO!!
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200605130913
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この記事のコメント
 
not subject
200605130918
中島らも、おもしろいですよね。
亡くなったのが残念
2006-05-13 Sat | URL | ネロ #-[ 内容変更]

 
本当にその通りです!
200605141811
Re:ネロさま
◆朝日新聞のコラムでも、中島らもさんが取り上げられていました。はまっている最中に、なんてタイムリーなのでしょう♪
◆ユニークな地?で書かれている『中島らもの●●悩み相談室』シリーズも面白いですが、色々な文献を読み漁られて、練りに練られたストーリィものは、本当にうまくて、面白くて、どんどん読めてしまいますね!
◆長生きしていたら、一体どんな作品を生み出したのかなァ~なんて思うと、こういった才能のある方が早くに亡くなられたのが、残念でならないです。ん~でも、らもさんっぽい、あっさりさっぱりとした亡くなり方といえば、そうかもしれませんね。
2006-05-14 Sun | URL | 志乃 #mC9l1/mo[ 内容変更]

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