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中島らも『今夜、すべてのバーで』
'70初代カリーナ

⇒講談社文庫/1994年3月15日第1刷発行、ISBN4-06-185627-8。
 1992年第13回吉川英治文学新人賞受賞作。

↓↓↓
中島らも公式ホームページ
http://www.age.ne.jp/x/ramo/

◆吉川英治文学新人賞は、 “毎年1月1日から12月31日までに新聞、雑誌、単行本等に優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人を選び贈られる”とのことで、読んだことのある本は次の4冊。
 第12回で大沢在昌『新宿鮫(鮫島はやっぱり真田広之だろう)』、
 第13回で宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙(宮部さんの時代物って面白い。いや、何を読んでも面白い)』、
 第17回で鈴木光司『らせん(怖いけど読むし、映画も観てしまうのだよ、明智くん)』、
 第18回で馳星周『不夜城(ひりひりした筆致が剃刀のよう。初めての感覚で驚いた)』
 うーん、実はどなたも受賞を知らなかったけれど(汗)、納得。

 吉川英治作品といえば、私は『三国志』。
 祖父が全集を持っていたので、高校の通学時間に大陸の群雄に想いを馳せたものでした。
 友人は劉備、そしてやはり諸葛孔明・関羽(あと張飛)と、蜀派が多数を占めており、私が曹操孟徳が好きだと行ったら全力で否定されたものです。ははは(遠い目)。
 私の曹操贔屓は、NHK人形劇『三国志(川本喜八郎さんの人形、1982~84年)』から始まっていたので、結構古いのですが。

 ↓↓↓(人形ギャラリー)
 川本喜八郎オフィシャルサイト
 http://www.kihachiro.com/gallery.htm

 ※ドラマで観るのなら、中国中央電子台が製作した全14巻(84集)各巻2枚組
  『三國志 完全版 全14巻(日本語字幕)』DVDがいいかと思います。
  オールランニングタイム64時間の超!大作ですが(汗)
  私はNHK-BSで放送しているときに、ちらほら観ていました。

だいぶ脱線気味だから、話を戻して。
 
◆『今夜、すべてのバーで』の大まかなあらすじ◆
完全無欠のアル中患者として緊急入院するハメになった主人公・小島容(いるる)。

全身ボロボロの禁断症状の彼方にある、“幻覚の世界”やら“妙に醒めた日常”、“健全な生活”やら“やっぱりアル中”。
素晴らしく詩的な親友、天童寺不二雄の妹・さやかの往復パンチ的叱咤激励の闘病生活に、次々に起こる珍事件。山あり谷あり。

個性的な人々との面白くて、少しほろ苦い日々。

◆感想◆
はじめに。この本は、読んで楽しんでいただきたいのであまりネタばらししないでおきます。←いつもは映画感想など遠慮なくしていますが(笑)

古本屋に行くと、政治経済の本棚にナナメに差さっており、何気なく手にとってパラパラと立ち読みしてみたのがこの本。
それがなかったら中島らもさんはこの先読んでいなかったでしょうね・・・縁とは不思議ナリ。
本やCDをネットでもよく買いますけど、やはり店頭でぶらぶらしていると、こういう新しい?作家さんとめぐり会えたりもするのですね。
ネットでもクラシックCDは評価を読んで初物を買ったりしますけど、本ではあまりない。
私はアナクロだから、できればモノを手にして選びたいなぁと思うのです。手触り大事。
*****
中島らもさんは初ですが、軽妙ですらすらと読みやすかった。
幻覚で、脳のパーツがバラバラに・・・など壮絶なアル中の話なのに全く重くなく、情報量もかなり多いのですが自然に入ってくる。
最後を見ると、引用文献・参考文献が相当の数に及んでいるので、これが一冊になっているのかと思うと、贅沢にできた小説だなぁと思う。
らもフィルターは、これらの文献と自分の経験をぐるぐる突き混ぜてクリームにしたんだねー。
というより、どうすればこういう構成(幻覚・日常・過去・アル中、そして事件)にして破綻しないのかが想像つかない。
すべて自然な流れ。

小島容が、さやか宛てに財産を残す遺書を書いたのを知った天童寺さやかは次のように言う。
『生きようとしてても運悪く死んでしまう人たちの中で生きたいの。生きる意志を杖にして歩いていく人たちの流れの中にいて、そんな人たちのためだけに泣いたり笑ったりしたいの。だから、思い出になってまで生き続けるために、死をたぐり寄せる人たちと関わりたくないわ。そんな時間はないんですもの』
さやかの考えはいいな。力強い。美しくなくていいから、生きることを選べということだよね。

本は必要なときに必要なものに出会うようになっているので、できるだけ多くのものを読まないといけないなーと思っています。

◆次は『ガダラの豚(1994年)』第47回日本推理作家協会賞長編賞を読みます。ネットを彷徨ったところ、こちらもかなり面白いらしいので。

◆『今夜、すべてのバーで』の巻末に収録されている山田風太郎先生との対談で風太郎先生が、らもさんの「明るい悩み相談室」を読むと“病みつきになる”ということが書かれていたので、かなり読みたくなっております。
※山田風太郎先生は、もー池波正太郎先生・手塚治虫先生と並んで、私の中でものすごい上位の作家ですから。
(友人にはあなたの“ゴッド”のチョイスは男だと言われるけれど。なぜ?)
その奇想天外な小説をモノしている風太郎先生のお墨付きと、実際、らもさんの本を読んでかなり!面白かったので、“笑わせるもの”というくっきりとした位置づけにある「明るい悩み相談室」はきっと面白いに違いない!なんて期待しまくりです。
・・・というわけで、本になっている(『中島らものやっぱり明るい悩み相談室(1996年12月、朝日文芸文庫)』など)ので、図書館から借りること決定です。

◆それからタイムリーな話、『寝ずの番(2001年10月、講談社文庫)』は映画になりましたね。2006年4月8日公開。
 上方落語だから気になるねぇ。マキノ雅彦(津川雅彦)監督作品。

↓↓↓
『寝ずの番』公式サイト
http://nezunoban.cocolog-nifty.com/main/

んー読むもの・観るものが増えた増えた^^。

*****
※写真は、WONDAについている“トヨタ店歴代名車シリーズ(全6種)”のうちの『'70初代カリーナ』。
 本当は、『'55初代クラウン』が欲しかったのだけれど・・・。
 なぜこの記事に?ってイメージです。
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200604071927
メダリオン(英題/THE MEDALLION、原題/飛龍再生
⇒ジャッキー・チェン、50作品記念メモリアル超大作(らしいヨ)。
 相変わらず愛嬌たっぷりで、カッコいいジャッキーです。

製作年/2003年-製作国:香港=アメリカ合作
日本公開日/2004年6月19日

◆配役◆
エディ・ヤン(香港警察の刑事)/ジャッキー・チェン
(成龍/Jackie Chan、1954年4月7日生、出身地:香港)
 ※ちなみにジャッキーの日本語版吹替えは石丸博也さんでお馴染みですね。
  というよりも私の中では、ジャッキーの声イコール石丸さんの声だなぁ。
  『酔拳』以来ですから・・・、長いですね。そのほか『マジンガーZ』兜甲児役など。

ニコル・ジェームス(エディの元恋人)/クレア・フォラーニ⇒いやぁ~綺麗ですね~。
*
アーサー・ワトソン(実に美味しい役ドコロ)/リー・エヴァンス
シャーロット(実は無敵!なワトソン夫人)/クリスティ・チョン(鍾麗)
ハワストック=スミス長官/ジョン・リス=デイヴィス⇒『ロード・オブ・ザ・リング』のギムリ!
*
ジャイ/アレクサンダー・バオ
僧/アンソニー・カルピオ
*
レスター/アンソニー・ウォン(黄秋生)⇒『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』の文太。
出てたっけ?(爆)。
*
スネークヘッド(蛇頭)/ジュリアン・サンズ⇒いやぁ~いい悪役っぷり!
*****
監督/ゴードン・チャン(陳嘉上)⇒『デッドヒート』でもジャッキーと手を組んでます。
アクション監督/サモ・ハン・キンポー
(洪金寳/SAMO HUNG KIMBO、1949年12月11日生、出身地:香港)
★おお!サモ・ハンとユンピョウ(元彪/Yuen Biao)とジャッキーの共演していたのを観たのは、
『五福星(1984年香港)』が初めてですが、かなり面白かったのを覚えています。いやもう、カンフーものでは、この三人が出てくるものが特に好きでした。もちろん今でも好きですが。
 ※1961年に、当時わずか7歳であったジャッキーが、入学した中国歌劇研究所には、
  兄貴分のサモハン、そして弟分のユンピョウがいたんですね~。

↓↓↓(公式サイト:Sony Pictures)
メダリオン ※案内が英語ですが、ゲームがあります。キーが多くて難しいけど。
http://www.sonypictures.com/homevideo/themedallion/index.html

↓↓↓(うーんなかなかすごい)
JACKIE CHAN DATA WORLD
http://egg.poke1.jp/

↓↓↓(石丸博也さん所属)
ぷろだくしょんバオバブ
http://www.ref.co.jp/baobab/

◆大まかなあらすじ◆
――巳年の5月に選ばれし少年が、聖なるメダリオンを合体させる――

予言の記された聖典を発見した、人身売買組織を率いる首領・スネークヘッドは、
メダリオンのカギを握る中国人の少年・ジャイの誘拐を実行、アイルランドへ連れ去ってしまう。

一方で、スネークヘッドの行方を追っていた香港の敏腕刑事エディ(ジャッキー・チェン)は、
英国人のインターポール捜査官のワトソン、ニコルとチームを組み、決死の捜査を始める。

スネークヘッドの部下が、ジャイを連れて埠頭に現れるという情報を掴んだエディは、
彼を救出するのに成功したが、2人を閉じ込めたコンテナは水中に落下し、
怒涛のように流入する水からジャイの命を守るため、エディは殉死してしまう。

しかし、ジャイが持っていたメダリオンをかざすと、エディは光に包み込まれ、
彼は、超人的パワーを持ち、かつ不死身の体に生まれ変わった!

ジャイはエディに、一対にして生き返らせることで不死身にするというメダリオンの、片方をあげた。

再びさらわれるジャイ。
スネークヘッドは、少年の前で死に、エディの力を上回る“ハイバインダー(high・binder)”として生き返らせる。
そして、メダリオンが片方しかないことを知り、自分が思惑通りの“不死身”ではないことに激怒する。

超人的パワーを得たスネークヘッドは、ワトソンの家族を狙い、メダリオンの片方を奪おうとし始めるのだった。

◆感想◆
出だしの肩までの髪のジャッキーがカッコよかった~。しかし、場面転換をしたら、いつものジャッキーに。残念(いや、いいですケド)。

さすがジャッキー作品。細かなクスクス笑いがたえません。コミカル。
証人(悪)を死ぬほど追いかけるし(柵飛び越える⇒車飛び越える⇒ともかく飛び越える⇒柵上る⇒柵くぐる⇒ゴミ箱に逆さになぎ落とす⇒蹴っぱくる⇒聞き出して放置)。

不死身になってから、それを確かめるために、ワトソンがエディをナイフでグサグサ、遠慮会釈なしに刺すわけですけど、
服まで再生しているのはどういうわけでしょうね。うーんファンタジー。

最後のスネークヘッドの居城にて。
天井が低いのにハイ・キックとか、大きな足技を使って戦っているギリギリさ加減にハラハラ^^。
ニコルの格闘の動きが綺麗です。女性 対 女性の戦いっているのかなぁ。この当たりアメリカっぽかった。

階段の上と下とで、エディとスネークヘッドがうろうろ。
このセットは、エッシャー(オランダ・1898-1972)を意識しているのでしょうか。
ルネ=マグリット(ベルギー・1898-1967)も思い出したりして。映像で見ると面白い。

破壊されたブロンズ像がなんとなく、張りぼてッぽいんだけど、まぁいいかっていうラストです。
“メダリオンは人を殺すこともできる”なんて意味ありげなセリフでしたが、メダリオンを刺したブロンズの角で刺し貫くという直接攻撃だったのね。
(・・・ツッコミを入れると、ジャイは、もう最初だけしか出番ないんだねっていう・・・。)

ジャッキー作品といえば!お楽しみは、毎回ついているNGシーン!
何度もクレアにひっぱたかれたり。死体なのに、ちゅーを迫ったり。こういう視聴者サービスを忘れないところが好きなのだわv

↓↓↓※特に“Picture Gallery”が面白いです。 パターン・ワークも素晴らしく美しい。
エッシャー(M.C.Escher)公式サイト
http://www.mcescher.com/
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200604071450
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