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カンベンしてくださいorz
「どろろ」上・下を図書館で予約したところ、下が先にきてしまいました(ノд<。)゜。

結末を知ってから上を読むというのも・・・(;´Д`)ノ
図書館さん、カンベンしてさいorz

しかもコレクターズエディション(DVD)も買ってあるのですが、ナカナカ見る暇ありませんorz

どろろ、やっぱり「女」だし・・・、百鬼丸とラストで恋愛模様だし。
あはぁww

ちなみに、コレクターズエディションは、小さな全巻どろろのミニコミックがついています。

実は元々コミック持ってますが、これはこれでコレクター心くすぐるww

小説は、NAKA雅MURA(なかむらまさる)さんが書いているんですけれども、感想としては、古い言葉がところどころに使われていて好きでした。文体も“昔っぽい”硬さですし。

文体が綺麗なので、ただの映画のやすっちいノベライズ止まりではないかなぁ・・・。勉強になるといいますか。
←「僕妹」のノベライズも読んだのですが・・・顰蹙覚悟で言うと、あれはいかにも薄っぺらかった・・・。

そんなわけで、少し凹みながら、今、上巻を読んでいたりしますww
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200708200025
中島らも『カダラの豚』ⅠⅡⅢ
カダラの豚Ⅰカダラの豚Ⅱカダラの豚Ⅲ

◆あらすじ◆
隆心老師は、荒修行がもう少しで終わるというところで、護摩壇の炎の中に黒い大きな笑い顔を見た。
思わずそれを追いかけて、眉や顔を焼いてしまう。何だったのだろう、あれは・・・。
*
大生部(おおうべ)逸美は、8年前に調査地の東アフリカで、長女の詩織を亡くしている。
気球の落下事故だ。遺体は見つかっていない。子供は小さいのでハイエナが運んだのだろうといわれている。
それ以来、日本に帰ってもカウンセラーに通ったりして抑鬱状態であったが、近所の主婦に誘われた、“奇跡”がウリの新興宗教にのめり込んでしまう。



しかし、長男・納が母親の行動がおかしいことに気づき、夫の大生部多一郎が奇術師のミスター・ミラクルと共に、教祖の化けの皮をはぎ、彼女の奪還に成功する。
そうして、逸美は、アフリカの事故を胸に抱きつつも、元のすっきりとした自分を取り戻すことができたのだった。
*
テレビの特番取材によって、アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者教授の大生部、研究助手の道満、逸美、納、超能力青年・清川慎二、ディレクターの水野、テレビクルー5人、そして通訳としてムアンギが、スワヒリ語で「13」という意味の不吉な呪術師の村・クミナタトゥへ赴くことになる。
そこで出会ったのは、「バナナのキジーツ」として大呪術師バキリに捕われ、生きていた娘・詩織であった!
バキリによると、“大生部”家は、大生部多(おおうべのおお)という呪術師が先祖であり、詩織は、一代おきに顕れるという力の持ち主であり、気球事故で死ぬ運命だったものを自分が変えたのであり、返すことはできないという。
*
道満と清川は、詩織を夜のうちにバキリの家からさらい出し、全員でクミナタトゥから脱出を図る。
途中、通訳のムアンギ、テレビクルーたちは川底に落命した。
6人もの犠牲者を出して、大生部(おおうべ)一家、道満、清川、水野は、詩織をアフリカの大地から取り戻し、ギリギリの思いで日本に生還した。



しかし、そのバキリが、彼らをヘリで猛追し、平気で殺そうとしたキロンゾとともに東京に来ているというのだ!?
番組関係者の周りでは、次々と奇怪で陰惨な事件が起こる。
司会者嬢・石野ふるみの顔はがし惨殺、清川のエレベーターによる圧死、ミラクルのアフリカ由来の薬物によるショック死、そして心理学者・秋山ルイの、自ら腹を突いての死。
そのような折、元・プロデューサーの馬飼は、大生部一家とバキリが対決する生番組を企画する。

水野によってビデオに組み込まれた、“殺”のサブリミナル効果で、テレビ局内は、恐ろしい大生部一家の狩りの迷路と化す。
果たして、詩織をバキリの手から守り抜き、呪いと死の連鎖に終止符を打つことはできるのか?

◆感想◆
本当に面白くて、夜を徹して読んでしましました。3冊同時に借りていたら、身がもたなかったところです。
オカルトな要素がふんだんに盛り込まれているのだけれど、その裏にはトリック。さらにほかにトリックがありそうな?というのをにおわせつつ、しかしそれはオカルト・・・のようなサンドイッチ状態゚+.゚(*´∀`)゚+.゚
これだけキャラクターの立った人たちが、惜しげもなく?(惜しいのかもしれませんが)、どんどんと鬼籍に入ってしまいます。
なんというか、次のページをめくるのがもどかしいというか、早く読みたくて仕方ない。

もう、自分の読むスピードが先を知りたい気持ちより遅くって、放り投げたい感じでしたヽ(`Д´)ノ←いや、それじゃかえって読めないから・・・(´ロ`;)

前もって『心が雨漏りする日には(青春出版社)』を読んでおくと、中島らもさんの作品が違った味わいに感じられてきます。
躁うつ病の体験談・・・というか、型破りな人生話です。

オススメは、『心が雨漏りする日には(青春出版社)』+『今夜、すべてのバ-で(講談社)』。
この2冊は実体験と小説がリンクしている部分があります。

『今夜、すべてのバ-で(講談社)』の記事はコチラ⇒GO!!
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200605130913
石田衣良『池袋ウエストゲートパークⅤ反自殺クラブ』
◆マコト(主人公:真島誠)を描いてみました。◆第五巻の構成
IWGP_マコト1.スカウトマンズ・ブルース
2.伝説の星
3.死に至る玩具
4.反自殺クラブ

◆第一巻~第三巻の感想へ⇒GO!!
◆第四巻の感想へ⇒GO!!

◆感想◆
1.昔、スーパーのレジバイトをしていたことがある。
  今回の、池袋東口の五差路に立つ風俗のスカウトマン・タイチではないのだけれど、やたらとモテる高校生アルバイターがいて、彼が話しかけると女の子は半眼になって、うっとりしているのがよく分かった。

  マスクももちろん整っているのだけれど、なんだろう、にっこりした顔がとても人懐っこく、誰にでも気さくに話しかける。ただなぜか、彼女希望の女の子は多いし、事実、彼女はくるくる変わるのだが、誰とも長続きしなかった。

  そんな感じで、どうなるかなぁと静観モードでいたところ、女子大生(姉御肌)が入ってきて、彼とくっつき、周りのフワフワが収束したのでした。

  そのような訳で、タイチももしかして、人当たりはいいのだけれど、漂っている人間なのかもしれないなァなんて思ってしまった。
  留まれる誰かに出会えるといい。

2.何度騙されても、しゃーないなーで済むキャラクターっているものですよネ。陰湿なモノはいけませんが。
  “無機質”っぽかったハッカー・ゼロワンが、どんどんマコトに感化されていっています。ポテチ喰うって・・・w

3.確かに、人形同士の結婚でお祭り騒ぎになるっていうのは、バカバカしい。明日のコメがあるかどうかっていう状況の人から見てみれば、なんて平和ボケしているのだろうと。
  でも自分も、興味のある分野でそういったウワサ話などがあったら喰いつかないかというと、自信がない。私もまた、平和ボケしている一人なのだ。

  死ぬまで生活が安定しているという保証はない。でも今は多少なり、趣味に使える小金はある。
  そのハザマで、マコトの言うように、“自分の買物でどこかの国の子供がひとり命を落としたりしないか”というバタフライ効果を予測しなければならなくなっているのも確かなのだろう。

  自分のその消費はよいのか考えて消費する、そういう社会になっている。・・・って、だーいぶ踊らされているけれど。

  ↓↓↓ボークスWEBサイト(VOLKS)
  http://www.volks.co.jp/jp/index.aspx
  ※スーパードルフィ(人形です)、ファイブスター物語(フィギュアです)などクオリティ高シ。

  ↓↓↓IFAT(国際フェアトレード連盟)
  http://www.ifat.org/japanese/index.shtml

4.私も病気や寿命で何人かを見送っている。それでもその人のいない“真空状態”はできる。
  まして心の準備のないままに、前日、ほんの数時間前(数分前かもしれない)までいた人がいなくなるという、何もなさ加減はどうか。

  暗黒系サイトに入ったことがある。どれも深刻な悩み。読んでいると、こちらまでドロップしたくなるような。
  こういうところで、こういった悩みに、自分でも悩みのある人が、白木院長の言う“無条件の共感、受容、自己の一致。・・・あとは徹底して相手のいうことに耳を傾けること”というのがカウンセリングマインド――ということをしたら気分がドンドン落ちていくのではないかという気がする。
  でもそうやって、お互いに支えあって生きている人たちがいるので、その存在の否定はしない。

  自分勝手(コラ)でも無茶でもいいから生きたほうがよい、というのが私の今のところの答え。
  マコトもIWGP全体を通して“どれほど苦しんでも、悩んでもいい。おれたちはみんな最低でいいじゃないか(生きろ)”というようなことを言っている。

  なかなか、“最低”って、全部もちものを捨てるの、ツライものがあるけれど。
  『ゼロからはじめるなら、拾うだけ。』

  んー言うだけなら、ラクかな。まだ、“もの”をもっている時点で言っているので、説得力がないが、いつかの自分に言い聞かせている。
  ちなみに、今のところ私はパソコンがないと生きていけないw←こやつのせいで、だーいぶキチョウな時間を喰われている気がしないでもないのだけれど。
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200604202145
石田衣良 『池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星』
1.東口ラーメンライン
2.ワルツ・フォー・ベビー
3.黒いフードの夜
4.電子の星

◆以前(第一巻から第三巻)の記事へ⇒GO!!
◆感想◆
1.Gボーイズから卒業して、ラーメン屋を開業したツインタワー1号(兄・タモツ)2号(弟・ミノル)。
  アルバイトの看板娘・あずみとの三角関係未満な、ほのぼのな感じが温かくて読後、しあわせになってしまう。
  IWGPなのに、珍しくヒトが、そんなに傷つかない(笑)しかも万年びんぼうなマコトにもバイト代が入るし、いつになく金が儲かって?いる。
  情報屋のゼロワンがお茶目だ・・・。よほどデニーズのメニュー、食べ過ぎたんだね!

2.真空管アンプを搭載したジャズタクシーを運転するオヤジが、芸術劇場裏のテラスで花を手向けているところに、マコトは行き当たる。

  ↓↓↓JAZZTAXI(東京の個人タクシー、安西さん)
  http://homepage2.nifty.com/jazztaxi/
  ※本作品のモデルとなった方。石田衣良さんも取材されています。ブログへも行けます。

  ん~素敵。JAZZの素養はありませんが、ジャズタクシーに揺られて東京の夜を流れていると、上質な時間が過ごせそうです。
  人を許せる人は、直面する困難を砕いて、遠ざけることができるのでしょうね。自分からも、その周りの人々をも守って。

  そうそう、マコトが、ひとりで愛好している冬の夜の散歩に、センチメンタルな気分になり、池袋の王様・タカシに「メリークリスマス」というのですが、王様はひとこと、「おまえはバカか」。
  このクールさ加減に笑いました。

3.精神的苦痛のほうが、肉体的なそれよりも上回る、というのは分かる気がする。
  IWGPは“外見”ではない大人がでていていいなァと思う。吉岡刑事。

4.殺人や3.の少年少女が操(古い言い回し?)を売る、というような話はワイドショーなどで感覚が鈍磨しているフシがあるけれど、『電子の星』のこのネタは衝撃的だった。
  デザインによって、タトゥも『カッコいい』と思うものもあるけれど、肉体損壊は・・・勘弁してくれぇえ!!自分の左腕の先をちょんぱ、などとイメージすると怖い。

  以前、ネットサーフィンをしていたときに、偶然そういうサイトに入ってしまったことも手伝って、よりリアルに想像できる。
  ネットの中では、本作品で書かれているように、善も悪も区別無くごった煮状態だ。
  ・・・もっとも、人によって“善”だ、“悪”だという、異論があるのだろうけれど。

  1.2.3.と人物が楽しげな?調子できていたので、油断しきっていた。
  IWGPの話にはクラーイ落とし穴が結構ある。マコトがそれらの暗いエッセンスを上手くすくいとって、最後にはライトに前向きの力に変えていくので、読んだ後に残酷さなどが傷のように残らないのだけれど。
  そういうわけで、今回も前向きなパワーとなって終結していくのでした。うーん、石田衣良さん、ウマイ。
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200604172014
石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』
go

(1巻)池袋ウエストゲートパーク
 ・池袋ウエストゲートパーク⇒1997年度第36回オール讀物推理小説新人賞受賞作。
 ・エキサイタブルボーイ
 ・オアシスの恋人
 ・サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)
(2巻)少年計数機
 ・妖精の庭
 ・少年計数機
 ・銀十字
 ・水の中の目
(3巻)骨音
 ・骨音
 ・西一番街テイクアウト
 ・キミドリの神様
 ・西口ミッドサマー狂乱(レイヴ)

『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』は、放送当時、ドラマの脚本が宮藤官九郎(通称クドカン)さんだということを知っていただけで、実は観ていなかったです。
私がクドカンの“バラけている(『水の中の目』より)”さまを認識したのは映画『GO』からでありましたし。→自分のアホゥ!!とか思いますが。

そんな私がなぜ石田衣良(いら)さんの作品を手にしたかというと、『R25』というリクルート社が発行している、25歳位の男性(かなー)サラリーマンを読者対象とした無料雑誌がありまして。
そういった無料モノはほぼ読むようにしているなかで、石田さんのエッセイ『空は、今日も、青いか?』が隔週連載されていたわけです。

“なかなか柔らかくていいコト書く作家さんだなー”なんて思っていたところ、今度は書店で『I LOVE モーツァルト(幻冬舎、1,238円)―石田セレクションCD付き』なんてものを発行されていらっしゃる。
この本は、東京国際フォーラムで行われる『熱狂の日(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)』という音楽祭のオフィシャル・ブックです。
※この音楽祭の期間は5/3(水)-5/6(土)。丸の内・周辺エリアでは、4月29日(土)~5月6日(土)。
※今年は、モーツァルト生誕250年なので、音楽方面では大盛り上がりなのです。そのようなわけで、去年から開催されているこの音楽祭でも、モーツァルト色が前面に打ち出されています。

前々からモーツァルト、ハイドン、そのほか合唱にハマッていた私は、GWはこの音楽祭で過ごす気でチケットを取っていた訳で。
“石田衣良”という作家にがぜん興味が沸き、IWGPを読み始めました。TVのコメンテーターとして観る氏は、いい男ですしね。単純な動機。

◆3巻までの感想◆
短編で構成されているので、さくさく読める。普段読みなれている時代小説も短編が主なので、同じリズムで進めて心地よい。
リズムといえば特徴的なのは、音楽(特にクラシック)が世界に練りこまれていることではないだろうか。
主人公・真島誠(マコト)が、西一番街の実家の果物屋の店頭や部屋で掛ける音楽は、未知のものばかりなのだけれど、不思議に合っている気がする。そして聴きたくなってくる。特に、第二巻『銀十字』ででてきた、ハイドン『十字架上の七つの言葉』は合唱で聴きたくなったので、AMAZONで購入しようと思ったほど。残念ながらどれも“お取り扱いできません”だったので、CDショップに行くためにペンを走らせたけれど!
興味が他のところに派生していくのは面白いと思う。ちなみに、マコトはカルテット(弦楽四重奏)を聴いていた。
*
そして結構、内容は血生臭い。人は結構傷つき、結構死んだりもする。
石田さんの筆が湿っていないので、ライトに読ませているけれど、コレって気づいてみたらハードなんじゃないだろうか。
文末に救いはあるようで、どうなんだろう?疑問。読んでいて、かなり面白いけれど、この本の住人にはなりたくないかもネ。

↓↓↓
TBSドラマ・アーカイブ<池袋ウエストゲートパークあらすじ>
http://www.tbs.co.jp/drama_archive/iwgpark/index-j.html

↓↓↓R25
http://r25.jp/
※石田衣良さんの『R25』の巻末で隔週連載中のエッセイと日経夕刊の連載をまとめた、『空は、今日も、青いか?』(税込1,365円)が日本経済新聞社より発売中。

↓↓↓東京国際フォーラム
熱狂の日(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj/

↓↓↓
大人計画オフィシャルHP
http://www9.big.or.jp/~otona/
※『宮藤官九郎の小部屋』が面白いです。

*****
なぜか写真は『GO』です。いまだに名作の1つだと思っております。原作も、映画のリズムそのまま。いや、クドカンの脚本があの小説をそのまま表出したのだろうか・・・上手いなァ。
2001年/122分・東映
監督:行定勲
原作:金城一紀
脚本:宮藤官九郎
出演:杉原(窪塚洋介)/桜井(柴咲コウ)/オフクロ(大竹しのぶ)/イカス・オヤジ(山崎努)
※原作は、講談社文庫(ISBN4-06-273683-7)。

今は台風で閉館に追い込まれて無き映画館で、正月元旦(“初日の出”待ち徹夜明け!若かった)に観た映画。
『パンフレット売り切れてないのよね~』とか言われて。この映画館で初日だったのですが・・・?
おじいさんとおばあさんの2人がやっている小さな映画館でした。絶妙なチョイスでした。懐かしい。
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200604122105
中島らも『今夜、すべてのバーで』
'70初代カリーナ

⇒講談社文庫/1994年3月15日第1刷発行、ISBN4-06-185627-8。
 1992年第13回吉川英治文学新人賞受賞作。

↓↓↓
中島らも公式ホームページ
http://www.age.ne.jp/x/ramo/

◆吉川英治文学新人賞は、 “毎年1月1日から12月31日までに新聞、雑誌、単行本等に優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人を選び贈られる”とのことで、読んだことのある本は次の4冊。
 第12回で大沢在昌『新宿鮫(鮫島はやっぱり真田広之だろう)』、
 第13回で宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙(宮部さんの時代物って面白い。いや、何を読んでも面白い)』、
 第17回で鈴木光司『らせん(怖いけど読むし、映画も観てしまうのだよ、明智くん)』、
 第18回で馳星周『不夜城(ひりひりした筆致が剃刀のよう。初めての感覚で驚いた)』
 うーん、実はどなたも受賞を知らなかったけれど(汗)、納得。

 吉川英治作品といえば、私は『三国志』。
 祖父が全集を持っていたので、高校の通学時間に大陸の群雄に想いを馳せたものでした。
 友人は劉備、そしてやはり諸葛孔明・関羽(あと張飛)と、蜀派が多数を占めており、私が曹操孟徳が好きだと行ったら全力で否定されたものです。ははは(遠い目)。
 私の曹操贔屓は、NHK人形劇『三国志(川本喜八郎さんの人形、1982~84年)』から始まっていたので、結構古いのですが。

 ↓↓↓(人形ギャラリー)
 川本喜八郎オフィシャルサイト
 http://www.kihachiro.com/gallery.htm

 ※ドラマで観るのなら、中国中央電子台が製作した全14巻(84集)各巻2枚組
  『三國志 完全版 全14巻(日本語字幕)』DVDがいいかと思います。
  オールランニングタイム64時間の超!大作ですが(汗)
  私はNHK-BSで放送しているときに、ちらほら観ていました。

だいぶ脱線気味だから、話を戻して。
 
◆『今夜、すべてのバーで』の大まかなあらすじ◆
完全無欠のアル中患者として緊急入院するハメになった主人公・小島容(いるる)。

全身ボロボロの禁断症状の彼方にある、“幻覚の世界”やら“妙に醒めた日常”、“健全な生活”やら“やっぱりアル中”。
素晴らしく詩的な親友、天童寺不二雄の妹・さやかの往復パンチ的叱咤激励の闘病生活に、次々に起こる珍事件。山あり谷あり。

個性的な人々との面白くて、少しほろ苦い日々。

◆感想◆
はじめに。この本は、読んで楽しんでいただきたいのであまりネタばらししないでおきます。←いつもは映画感想など遠慮なくしていますが(笑)

古本屋に行くと、政治経済の本棚にナナメに差さっており、何気なく手にとってパラパラと立ち読みしてみたのがこの本。
それがなかったら中島らもさんはこの先読んでいなかったでしょうね・・・縁とは不思議ナリ。
本やCDをネットでもよく買いますけど、やはり店頭でぶらぶらしていると、こういう新しい?作家さんとめぐり会えたりもするのですね。
ネットでもクラシックCDは評価を読んで初物を買ったりしますけど、本ではあまりない。
私はアナクロだから、できればモノを手にして選びたいなぁと思うのです。手触り大事。
*****
中島らもさんは初ですが、軽妙ですらすらと読みやすかった。
幻覚で、脳のパーツがバラバラに・・・など壮絶なアル中の話なのに全く重くなく、情報量もかなり多いのですが自然に入ってくる。
最後を見ると、引用文献・参考文献が相当の数に及んでいるので、これが一冊になっているのかと思うと、贅沢にできた小説だなぁと思う。
らもフィルターは、これらの文献と自分の経験をぐるぐる突き混ぜてクリームにしたんだねー。
というより、どうすればこういう構成(幻覚・日常・過去・アル中、そして事件)にして破綻しないのかが想像つかない。
すべて自然な流れ。

小島容が、さやか宛てに財産を残す遺書を書いたのを知った天童寺さやかは次のように言う。
『生きようとしてても運悪く死んでしまう人たちの中で生きたいの。生きる意志を杖にして歩いていく人たちの流れの中にいて、そんな人たちのためだけに泣いたり笑ったりしたいの。だから、思い出になってまで生き続けるために、死をたぐり寄せる人たちと関わりたくないわ。そんな時間はないんですもの』
さやかの考えはいいな。力強い。美しくなくていいから、生きることを選べということだよね。

本は必要なときに必要なものに出会うようになっているので、できるだけ多くのものを読まないといけないなーと思っています。

◆次は『ガダラの豚(1994年)』第47回日本推理作家協会賞長編賞を読みます。ネットを彷徨ったところ、こちらもかなり面白いらしいので。

◆『今夜、すべてのバーで』の巻末に収録されている山田風太郎先生との対談で風太郎先生が、らもさんの「明るい悩み相談室」を読むと“病みつきになる”ということが書かれていたので、かなり読みたくなっております。
※山田風太郎先生は、もー池波正太郎先生・手塚治虫先生と並んで、私の中でものすごい上位の作家ですから。
(友人にはあなたの“ゴッド”のチョイスは男だと言われるけれど。なぜ?)
その奇想天外な小説をモノしている風太郎先生のお墨付きと、実際、らもさんの本を読んでかなり!面白かったので、“笑わせるもの”というくっきりとした位置づけにある「明るい悩み相談室」はきっと面白いに違いない!なんて期待しまくりです。
・・・というわけで、本になっている(『中島らものやっぱり明るい悩み相談室(1996年12月、朝日文芸文庫)』など)ので、図書館から借りること決定です。

◆それからタイムリーな話、『寝ずの番(2001年10月、講談社文庫)』は映画になりましたね。2006年4月8日公開。
 上方落語だから気になるねぇ。マキノ雅彦(津川雅彦)監督作品。

↓↓↓
『寝ずの番』公式サイト
http://nezunoban.cocolog-nifty.com/main/

んー読むもの・観るものが増えた増えた^^。

*****
※写真は、WONDAについている“トヨタ店歴代名車シリーズ(全6種)”のうちの『'70初代カリーナ』。
 本当は、『'55初代クラウン』が欲しかったのだけれど・・・。
 なぜこの記事に?ってイメージです。
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200604071927
| Wisp(ウィスプ) |
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